札幌に来る外国人旅行者は、季節で完全に二つに分かれます。
冬はニセコやルスツへ向かうスキー客。夏は北海道を一周する旅の起点。どちらも札幌に一泊か二泊しますが、その時間をどう使うかを知らないまま終わる人がほとんどです。
この「一泊か二泊」が、札幌でローカルフレンドを始める人にとっての機会です。
冬は、需要が集中する
十二月から三月にかけて、札幌には英語を話すスキー客が大量に来ます。オーストラリア、香港、シンガポール、アメリカ。ニセコに向かう前後に、札幌で一晩過ごす人たちです。
彼らが札幌で知りたいのは、ゲレンデの話ではありません。
- 今夜どこで飲むか
- 締めのラーメンかパフェか
- 雪の街をどう歩くか
三つ目は、実は安全の話です。氷の上を歩いた経験のない人が、革靴で札幌の一月を歩こうとします。滑らない靴の話、地下街の使い方、外を歩く時間の見積もり。これは案内というより、教えてあげないと危ない部類の情報です。
スキーができる必要はまったくありません。ゲレンデの外のほうが、案内できることは多くあります。
夏は、北海道の入口になる
六月から九月の札幌は、内地の暑さから逃げてきた旅行者と、北海道を回る外国人旅行者が混ざります。
夏の旅行者は日程に余裕があり、札幌に二、三泊することもあります。市場の朝、大通公園のビアガーデン、小樽や定山渓への半日。冬より時間の使い方に幅があります。
つまり札幌は、冬と夏でまったく別の街として案内できます。プロフィールには両方書いておいてください。そうしないと片方の季節にしか見つけてもらえません。
すすきのは、順番のある街
すすきので飲んで、締めにラーメンかパフェを食べる。この「順番」そのものが札幌の文化です。
締めのパフェという習慣は、他の都市の人にも説明が要ります。深夜にパフェの専門店が開いていて、飲んだあとに甘いものを食べに行く。外国人旅行者にとっては、まず存在を知りません。
ジンギスカンも同じです。店によって、生ラムか味付けか、鍋の形が違うか、煙がどれくらい出るか。服に匂いがつくことを先に伝えておくかどうかで、旅行者の印象は変わります。
札幌で案内できるもの
- すすきのと、締めのラーメンかパフェ
- 二条市場・場外市場の朝
- ジンギスカンの店ごとの流儀
- 冬の歩き方と、地下街の使い方
- 小樽、定山渓、支笏湖への半日
- 雪まつり期間の、混雑を避けた回り方
制度の確認
資格は要りません。2018年1月施行の改正通訳案内士法により業務独占規制が廃止され、通訳案内士の資格がなくても報酬を得て案内できます。「全国通訳案内士」と名乗ることだけができません。
副業として行う場合、会社員なら給与以外の所得が年間20万円を超えると確定申告が必要です。判定は売上ではなく、必要経費を引いた所得で行います。20万円以下でも住民税の申告は必要です。
プロフィールの作成は無料です。冬に動けるのか、夏に動けるのか、どちらもか。それを書いておくだけで、季節ごとに探している旅行者に見つけてもらえる状態になります。
Frequently Asked Questions
札幌は冬しか需要がないのではないですか?
冬はスキー客で需要が集中しますが、夏は北海道を回る旅行者の起点になります。季節で案内できる内容が変わるだけです。プロフィールに冬と夏の両方を書いておけば通年で見つけてもらえます。スキーができないと札幌では案内できませんか?
必要ありません。ニセコやルスツへ向かう旅行者が札幌で知りたいのは、市内での一晩の過ごし方、冬の街の歩き方、ラーメンとジンギスカンの店です。ゲレンデの外のほうが案内できることは多くあります。冬に案内するとき、特に伝えるべきことは何ですか?
雪と氷の上の歩き方です。氷の上を歩いた経験のない旅行者が革靴で一月の札幌を歩こうとします。滑らない靴、地下街の使い方、外を歩く時間の見積もり。案内というより安全の話です。札幌で案内するのに資格は必要ですか?
必要ありません。2018年1月施行の改正通訳案内士法により業務独占規制が廃止され、資格がなくても報酬を得て案内できます。「全国通訳案内士」と名乗ることだけができません。
