2025年、日本を訪れた外国人観光客は約4,090万人。過去最多を更新しました。東京だけでも年間およそ2,000万人の海外旅行者が訪れています。
そのうちの多くは、渋谷スクランブル・浅草寺・原宿の竹下通り・築地の外市場だけを回って帰っていきます。ガイドブックにない街を教えてくれる「東京に住んでいる普通の人」との出会いを、彼らは強く望んでいます。
もしあなたが東京在住で、英語で日常会話ができるなら、これは本業を辞めずに始められる副業として現実的な選択肢です。この記事では、その始め方をまとめます。
なぜ2026年がタイミングとして良いのか
3つの要因が同時にそろっています:
- 円安が続いている — 2022年以降の円安で、海外からの旅行者にとって日本は「体感的に安い」目的地になり続けています。旅行者の予算感覚が上がり、案内料金として1時間5,000〜8,000円は普通に払える水準です。
- 団体ツアーからの脱却が進んでいる — 2020年以降、旅行者の主流はガイドブック通りの団体ツアーから「地元の人が案内する個人体験」に大きくシフトしています。
- プラットフォームが未成熟 — Airbnb Experiencesの日本サービスは限定的、日本のレンタルフレンド事業所は日本人向け中心。旅行者と日本語話者の副業案内人を直接つなぐプラットフォームはまだ選択肢が少ない状態です。
副業として現実的な収入イメージ
Roaviや類似プラットフォームでLocal Friendとして活動している東京在住者の実例(あくまで一般的な目安、収入の保証ではありません):
- 月2〜3件、週末のみ: 月3〜6万円
- 月5〜8件、週末と平日夜: 月8〜15万円
- 月10件以上、需要の高いテーマ(食、ミシュラン級居酒屋、夜遊びなど): 月20〜35万円
時給は概ね5,000〜9,000円。長時間セッション(半日案内など)は割引すると案件が入りやすくなります。
何を「サービス」として提供するのか
旅行者が最も需要が高いのは以下のような内容です:
- 食のディープ体験 — 予約困難な立ち食い寿司、地元だけが知る焼き鳥、深夜ラーメン、居酒屋のはしご
- 街歩き — 谷根千、下北沢、蔵前、清澄白河などの下町・裏路地
- 夜遊び — ゴールデン街、下北沢の音楽バー、渋谷のジャズ喫茶、屋形船
- 文化体験の橋渡し — 銭湯の入り方、コンビニ・薬局での買い方、電車の乗り換え、Suicaのチャージ
- 写真スポットの案内 — インスタ映えではなく、あなたが「東京らしい」と思う場所
決まったツアーコースを覚える必要はありません。あなたが週末に実際に行く場所を、旅行者と一緒に共有するイメージです。
始めるまでの5ステップ
1. プロフィールを作る(15〜30分)
Roaviのような無料プラットフォームで自分のLocal Friend プロフィールを作成します。必要なのは:
- 自分の写真2〜3枚(自撮り可、無理に良い写真である必要はない)
- 簡単な自己紹介文(得意分野、話せる言語、東京での「あなたのお気に入り」)
- 提供したい体験の例(下北沢の古着ツアー、渋谷の裏路地バー巡り、など)
- 時間当たり料金(最初は5,000〜6,000円/時間くらいから始めるのがおすすめ)
2. 英語のプロフィール文を用意する
旅行者は英語で検索します。日本語だけのプロフィールは見つけてもらえません。翻訳ツールで作った英文を、可能ならネイティブに軽く見てもらってください。100点である必要はなく、意味が通れば十分です。
3. 最初のメッセージが来たら丁寧に返信する
最初の1〜2件は、料金より「良い体験を提供して口コミを得る」ことを優先してください。Roaviでは案件ごとにレビューが残るため、初期の高評価は今後の集客に直結します。
4. 会う場所と時間を決める
初回は必ず駅前、カフェ、ホテルロビーなど公共の場所で待ち合わせをおすすめします。旅行者側の安全のためにも、あなたの安全のためにも、これは基本です。
5. 実際に案内し、次回に生かす
3時間のセッションなら、時間内に3〜4スポット回るのがちょうどよいペースです。詰め込みすぎず、雑談の時間を大事にすると、旅行者の満足度が上がり、リピート依頼にもつながります。
リスクと注意点
- キャンセルは起こります。 旅行者側の予定変更、フライトの遅れなど、月に1〜2件はキャンセルを想定しておくといいです。
- 収入は月による波があります。 4〜5月・10〜11月・12〜1月は繁忙期、6〜7月・9月は閑散期という傾向があります。
- 税金の申告を忘れないでください。 年20万円以上の副業収入は確定申告が必要です。
東京以外の地域は?
京都、大阪、福岡、札幌、沖縄など、外国人観光客が集中する都市はどこも同じ構造で副業として成立します。特に京都は東京以上に「地元案内」の需要が強いエリアです。Roaviは日本の主要都市に対応しています。
まずは登録してみる
書類提出も研修も不要、登録は無料、Roaviはメッセージ・料金のやり取りに一切手数料を取りません。まずは東京のLocal Friendとして登録して、あなたの東京を旅行者と共有する準備をしてみてください。
登録から最初のメッセージまで、多くの人が2〜4週間程度で経験しています。
Frequently Asked Questions
英語ができないとインバウンド案内の副業はできませんか?
できないわけではありませんが、明らかに不利になります。旅行者の大半は英語が最も通じやすい言語です。日常会話レベル(TOEIC 550〜700程度、道案内・食事の会話・値段交渉ができる)があれば十分にスタートできます。中国語・韓国語・スペイン語ができる場合は、その言語話者に特化したLocal Friendとして差別化しやすいです。資格や免許は必要ですか?
2018年に通訳案内士の国家資格の業務独占が廃止され、有償の観光案内に国家免許は必要なくなりました。Roaviのような個人的な街案内は、決まった台本のあるツアーではなく、旅行者に自分の街を紹介する行為なので、免許・研修・事業所への所属は一切不要です。副業として始めるハードルは、他の副業より低いくらいです。実際に月にどれくらい稼げますか?
個人差が大きいですが、東京で英語での案内ができるLocal Friendの現実的なレンジは:週末1〜2件で月3〜6万円、週末3〜5件で月8〜15万円、平日夜も含めて週6〜10件なら月20〜35万円ほどです。時給は5,000〜9,000円が相場です(あくまで一般的な目安で、収入の保証ではありません)。確定申告や税金はどうなりますか?
副業としての収入が年間20万円を超えると確定申告が必要になります(給与所得者の場合)。Roaviは仲介手数料を取らず、支払いも当事者間で直接行うため、収入の記録は自分で管理する必要があります。おすすめは:PayPayや銀行振込で受け取り記録を残す、簡単な収支メモを付ける、心配なら税理士に一度相談する、の3つです。
