沖縄は、日本の他のどことも違います。琉球王国の歴史があり、独自の言葉があり、本土とは別の食があり、時間の流れ方が違います。
それなのに、海外から来る旅行者の多くは、リゾートホテルと美ら海水族館と国際通りだけを見て帰ります。
理由は単純で、それ以外の場所に行く方法が分からないからです。
移動が、いちばんの壁
沖縄でローカルフレンドを始めるとき、いちばん価値があるのは移動の知識です。
ゆいレール(モノレール)が走っているのは那覇市内とその周辺だけです。空港から首里までは行けますが、それ以上は行けません。バスはありますが本数が少なく、路線も外国人旅行者には読み解けません。
美ら海水族館は那覇から車でおよそ二時間です。地図で見ると「同じ島の中」ですが、実際には半日仕事です。この距離感を知らずに予定を立てて、一日を移動で潰す旅行者がたくさんいます。
運転できるかどうかは、プロフィールにいちばん先に書いてください。旅行者がいちばん先に知りたい情報です。
運転できなくても案内はできます。ただし案内できる範囲が変わるので、正直に書いておくほうが、合う相手に出会えます。
国際通りの外に、普通の沖縄がある
国際通りは観光地です。それ自体は悪いことではありませんが、そこにあるものは観光客向けの価格と品揃えです。
一本入った市場、地元の食堂、公設市場の二階。沖縄そば、ゴーヤーチャンプルー、ジューシー、てびち。観光価格ではない普段の店で食べる沖縄料理は、値段も味も別物です。
旅行者はこの「一本入る」ができません。看板が読めず、入っていいのかも分からないからです。
琉球の文化に触れる部分
沖縄が本土と違うということは、外から来た人ほど強く感じます。
やちむんの里で焼き物を見る。勝連城跡や座喜味城跡のグスクを歩く。備瀬のフクギ並木を抜ける。どれも混んでいませんが、混んでいないから知られていないだけです。
夜は泡盛と島唄です。本土の飲み屋とは作法が違い、店によっては演奏が始まると全員が手を止めます。何が起きているのかを説明できる人がいるかどうかで、その夜の意味が変わります。
季節と、旅行者の顔ぶれ
沖縄は季節による差が大きい場所です。
夏はビーチとマリンスポーツ。冬は本土や台湾・韓国から暖かさを求めて来る旅行者。梅雨と台風の時期には、屋内で何ができるかを知っていることが価値になります。
台湾・香港・韓国からの旅行者が多いのも沖縄の特徴です。距離が近く、短い日程で来られるからです。中国語や韓国語が話せる人にとっては、有利な条件になります。
沖縄で案内できるもの
- どこに何時間かかるかという、移動の現実
- 国際通りの外の食堂と、公設市場
- やちむんの里、グスク、備瀬のフクギ並木
- 泡盛と島唄のある店、そこでの作法
- 台風や梅雨のときの、屋内の選択肢
- 那覇から日帰りできる範囲と、できない範囲
制度の確認
資格は要りません。2018年1月4日施行の改正通訳案内士法により業務独占規制が廃止され、通訳案内士の資格がなくても報酬を得て外国人観光客を案内できます。「全国通訳案内士」と名乗ることだけができません。
一点だけ注意があります。有償で人を車に乗せて運ぶことは白タク行為にあたり、第二種免許と許可が必要です。沖縄は車が要る場所なので、この線引きは他の都市よりはっきり意識しておいてください。一緒に行動することと、送迎サービスを提供することは別です。
副業として行う場合、会社員なら給与以外の所得が年間20万円を超えると確定申告が必要です。判定は売上ではなく、必要経費を引いた所得で行います。20万円以下でも住民税の申告は必要です。
プロフィールの作成は無料です。住んでいるエリア、話せる言語、運転できるかどうか。この三つを書いておけば、沖縄を調べている旅行者があなたに辿り着けます。
Frequently Asked Questions
車を運転できませんが、沖縄で案内できますか?
できますが、案内できる範囲は変わります。ゆいレールが走るのは那覇市内とその周辺だけで、バスは本数が少なく路線も外国人旅行者には読み解けません。運転できるかどうかはプロフィールにいちばん先に書いてください。旅行者がいちばん先に知りたい情報です。沖縄は観光地が決まっているので、案内することがありますか?
美ら海水族館と国際通りしか知らずに帰る旅行者がほとんどです。国際通りの外の食堂、公設市場、やちむんの里、グスク、備瀬のフクギ並木、泡盛と島唄の店。琉球の文化に触れる部分は案内されないと届きません。旅行者を自分の車に乗せてもいいですか?
有償で人を車に乗せて運ぶことは白タク行為にあたり、第二種免許と許可が必要です。沖縄は車が要る場所なので、この線引きは他の都市よりはっきり意識してください。一緒に行動することと、送迎サービスを提供することは別です。沖縄で案内するのに資格は必要ですか?
案内そのものに資格は必要ありません。2018年1月4日施行の改正通訳案内士法により業務独占規制が廃止され、資格がなくても報酬を得て外国人観光客を案内できます。「全国通訳案内士」と名乗ることだけができません。
